2011年6月3日

庭を作る理由とか



















 先日、海外ブログでSLのスポットを紹介しつつ、クリエイターに話を聞くというブロガーさんから、
そちらを載せたいのでインタビューさせてほしいと依頼を受けました
その時の記事はここ

Justum Explores

英語苦手だからシンプルにしてくれと言ったのに、凄い早口(早チャットw)で、
危うくインタビュー受けてるのにただの聞き役になるとこでした
相方のリコが自分の意見をいいつつ、通訳してくれたおかげで、
言いたい事はまあまあ、伝わったと思ってます
興味がある方は読んでみてください、うちの詳しい紹介をしてくれてます
えらい褒めてくれて恐縮です

その時に色々聞かれながら考えた事、庭を作る理由とか、どういう風に作るのかなど
改めて考えたら、ああそうだったのか、と思う事も結構ありました

もともとはただの自分ちの庭でした
最初は俺一人でやっていて、途中からリコと一緒にやるようになったんだけど、
『植物のオブジェのディスプレイ』ではなくて、
『その季節にそこにあるべきものを置く』方に重きを置くようになったのは、リコの影響でした
二人でやるようになってからも、役割分担としては明確に分かれてるわけではないですが、
俺がディスプレイバランスで、リコがその花や植物のリアルとの関連付けを担当する事が多い気がします

例えばリアルで、近所に咲いてる花を見て、「ああ、もうそんな季節か」と感じる事があって、
そういう感覚をSLで思い出してもらえたら楽しいよね、と言う話しは昔からよくしてました


最近、自分たちが作った物や庭を見て、
リアルとリンクしてくれている人の話をちらほら聞くようになりました

うちでシバザクラを買って、SLで暫く楽しんだ後、RLでシバザクラを見に行ったと聞いたり、
新作の紫陽花をフリッカに載せたら、
昔日本に行った時に乗った鉄道から見た紫陽花を思い出したよ、とコメントをもらったり
友達がカフェに、うちのソメイヨシノを置いてくれて、
そこに来たお客さんが今回の被災地の人で、
瓦礫ばかりを見ていたから久々に感動した、と言ってくれたよ、と言う話を聞いたり
今度RLで庭を作るから、参考に見せて!と見に来てくれたり

それが何より最近は嬉しくて仕方がないです

SLには、RLでは絶対に作る事の出来ない、ファンタジックな庭や場所がたくさんあります
それは本当に人を惹きつけると思うし、俺も好きでよく行きます

でも、自分たちが作るなら、出来るだけリアリティのある場所を作りたいと
現実とリンクしてくれている人たちの話を聞いて、ますます強くそう思うようになりました
『風や香りすら感じる事の出来る庭を作りたい』
そう言ったら、インタビュアーのJustumは笑って、
『そうね、あなたたちなら可能でしょうね』 と言ってくれました

最近ちらほらアドバイスを求められる事があって、
インタビューの時にも、「心地いい場所を作るコツは?」と聞かれたのですが、
俺なんかがえらそうに言える事でもないんだけど、自分たちのやり方を言うとすれば、
リアルを観察して感じる事、ただそれだけなんです
山や森に行くのが好きなんですが、その時に色んなものを観察します
それを覚えて、調べて、自分なりに配置し直す
どうやらそんな作業を二人ともしているようです

行ったことない場所や知らない花の場合は、徹底的に調べつくします
例えばdrobakは北欧がテーマなので、なかなか毎回資料探しが大変ですw
毎回きっちり北欧が出来てるわけじゃないんだけど、
寒い地方だと言う事だけは意識するようにしています

もちろんSLなので、自分たちが心地いい!と感じれば、
RLとかけ離れていても全然いいと思います
一番大事なのは、「自分は何が心地いいと思うのか」なんじゃないのかな、と思ってます

これからfrog's gardenはどうなっていきたいか?と聞かれたけど、
ただ季節を繰り返すだけ、と答えました
それ以外の事はしていないしねw

えらそうに長々と語ってしまったけど、
何より庭を作れているのは、素晴らしい植物と花を生み出してくれている、
数々のSL植物クリエイターさんたちのおかげなのです
いつも素敵な物をありがとうございます



















そんなカエルの庭の今は、花菖蒲と紫陽花の季節です
ボートを浮かべていた池に土を敷いて、花菖蒲園を作りました
V2の影機能を使って撮影してみたら、心地よすぎて見てるだけで眠くなりましたw
もうすぐ発売のガーデンテーブルセットも置いてあります
どなたでも、昼寝に放置に仕事の逃避に是非どうぞ!

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